コンディショニング特集③ 視覚能力を高め、パフォーマンス向上 国東高校女子バレーボール部

2018/12/28
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 国東高校女子バレーボール部が、今夏から新たなトレーニングを取り入れている。毎週一回、週明けに専門トレーナーを招へいし、視覚能力を高めることを目的に約90分のビジョントレーニングを実施する。「ボールの軌道がはっきり見える」、「相手のスパイクやサーブのスピードが遅く感じる」、「相手のブロックの指が見えるようになった」と選手の効果はさまざまだが、佐藤優介監督は「以前より判断力が増し、体のキレもよくなっている」と効果を口にする。

 

 県内の強豪校として常に4強入りする国東だが、ここ十数年、東九州龍谷(東龍)が飛び抜け、その下に大分商業、臼杵、国東の3強の序列は変わらない。6月の県高校総体で東九州龍谷にストレート負けを喫し、佐藤監督は「現状維持のままでは東龍を追うことはできない。何か次の一手を考えなければ」と考えていたときに、ビジョントレーニングと出合った。「入ってくる情報のほとんどが視覚から。情報を正確に迅速に読み取って手と足が動く。それなら目を鍛えることから始めよう」と試みた。

 

特殊な機材を用いて視覚能力を高める

 

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