コンディショニング特集④ トラッキングデータでフィジカル向上 大分トリニータ

2019/01/19
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 6年ぶりのJ1での戦いに挑む大分トリニータが、今季から新たに取り組んでいることがある。試合や練習で心拍数や走行距離、スプリント回数、ステップ数などを計測したトラッキングデータを用いて個々に応じた負荷のフィジカルトレーニングを実施。トレーニングの成果を高め、リハビリやけがの予防にもつなげようという試みだ。

 

 2㌢×4㌢四方の装置をアンダーウエアに装着し、GPSを経由して計測する。数値はリアルタイムでタブレットなどの端末機器で見ることができる。片野坂知宏監督は「いろんなデータを数値化することで練習強度の上げ下げ、疲労度が分かるようになる。選手のフィジカルトレーニングの意識が高くなる」と利点を挙げる。一昨年、実験的に脈拍数など計測したことはあったが、今回は計測項目が多岐にわたり、より選手に還元できるようになった。

 

計測装置を装着する岩田智輝

 

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