OITA SPORTS

6/30 MON 2025

supported by

明日香美容専門学校

陸上競技 陸上競技

大分西高校陸上部 トラック・跳躍競技で勝負をかける

大分西高校陸上部 トラック・跳躍競技で勝負をかける

 大分西高校女子陸上部は、ここ数年の県高校総体・県新人大会で総合優勝を果たすなど、安定した強さを誇る。昨年の県高校新人大会では3年生が部活を引退して人数が少なくなったため、総合優勝は厳しいかとも思われたが個々が競技に集中して優勝を果たした。

 

 注目は棒高跳びだ。乙津彩乃(2年)は県高校総体で3m40を記録し優勝、県高校新人大会でも同記録で2位になるなど安定した力を誇る。さらに、第11回U18日本陸上競技選手権大会では3m65と自己ベストを更新し4位になり、全国上位を狙える位置にいる。乙津はのんびりとした性格だが、県記録保持者(3m70)である姉の乙津侑加に刺激を受け、昨年の秋ごろから「私も姉のように上位を目指す!」と、向上心が強くなったという。「実力も十分あるし、好不調のブレがなく安定しているのが乙津の最大の長所」と、岡﨑あゆみコーチも信頼を寄せている。

 

トラック・跳躍競技で実力者がそろう

 

 大分西では、5年ほど前から棒高跳び専門の外部コーチを招き、指導を仰いでいる。乙津以外にも実力のある選手が育っている。キャプテンの山本亜希(2年)と金子絵美里(1年)は全国でも戦える実力を秘めている。

 

 棒高跳び以外では、トラック競技も実力者がそろう。県高校新人大会では400mで大塚美穂(2年)、800mで宮川結衣(2年)、1500mで中村朱里(2年)が優勝。100mでは吉野奈子(2年)、200mで大塚も2位と結果を残している。

 

 冬場は地道な基礎練習が続くが、6月の県高校総体の総合優勝に向けて意識を高めている。シーズンが始まる春が待ち遠しい。

 

冬場は地固めの時期。基礎体力を高める練習が続く

 

(緒方美香)

大会結果