カヌー王国に育て上げた名伯楽のレガシー「大分市高等学校カヌー部」

2019/08/30
  • クラブ・部活訪問

 かつて大分をカヌー王国に育て上げた元大分舞鶴高校教諭の堀田育子さんの意志を受け継ぎ、今も多くの日本代表選手や国際大会に出場する人材を輩出する「大分市高等学校カヌー部」。国体で大分を5度の競技別総合優勝に導いた名伯楽のレガシーであり、普及と強化を目的に30年以上も続いている。

 

 現在は大分舞鶴や大分豊府のカヌー部を中心に、情報科学や大分鶴崎、楊志館の5校の1、2年生26人が日本一を目指して合同で練習している。大分舞鶴の足立和宏監督は「学校の垣根を越えてオール大分として強化している。それぞれの学校の考えや活動時間などが異なり調整は難しいが、カヌーをしたい選手の受け皿になればいい」と来る者を拒まない。茨城国体に出場する少年女子カヤックシングルの大島沙耶佳は情報科学の唯一の選手。中学3年のときにカヌーに出合い、入学先にカヌー部がなくても競技を続けられることを知った。「学校が違っても同じ環境で練習ができ、指導してもらえる。学校以外で友達もできて楽しい」と充実した毎日を過ごす。

 

丁寧な指導で個性を引き出す

 

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