県高校新人大会 サッカー女子 柳ケ浦が苦しみの末に7連覇達成 【大分県】
2025/02/04
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大分県高校サッカー新人大会 女子決勝
2月2日 クラサスサッカー・ラグビー場Aコート
柳ケ浦1(0-0、1-0)0稲葉学園
女子サッカーの県高校新人大会の決勝は、柳ケ浦高校が稲葉学園を1-0で下し、7年連続7度目の優勝を手にした。新チームとして初めて挑んだ公式戦での優勝は、決して平たんな道のりではなかった。
両チームはポゼッションをベースとしており、序盤はシンプルにつなぎながらゴールに迫る。しかし、柳ケ浦の選手たちは全体的に動きが重く、プレーに連続性を欠く場面が多かった。キャプテンの田淵聖那(2年)は「試合中のコミュニケーションが不足していた」と振り返る。選手たちの表情には、負けられない重圧からか、どこか硬さが見られた。
柳ケ浦には、年末年始の全日本高校選手権大会を経験した先発選手が5人いる。林和志監督は「全国で得た経験を武器に、チームを引っ張ってほしい」と期待を寄せたが、結果に結びつかなかった。試合の流れを変えるきっかけとなったのは、ハーフタイムでの林監督の一喝だった。「柳ケ浦史上、最悪の試合だ。どこかで『勝てる』と慢心していないか」。厳しい言葉に選手たちは奮起し、後半からは守備の強度を上げ、攻勢に転じた。
ほとんどの時間で主導権を握ったが1点にとどまった