新チームの青写真 バスケットボール男子④ 大分舞鶴 高さの不利を覆す3点シュート成功率で復権目指す 【大分県】
2024/03/12
- 新人大会
3年生が卒業し、新チームはどのような青写真を描いているのか。本シリーズでは、バスケットボールの県高校新人大会で4強入りし、九州大会への出場権を得たチームの現在地を整理。さらに強化ポイントをチェックしながら、今後の動向を占う。男子の第4回は、王者奪還に向けて3点シュートとディフェンスを強化している大分舞鶴。
【チームパラメーター】( )は昨年の数値
オフェンス 7(6)
ディフェンス 7(6)
リバウンド 6(7)
シュート 8(7)
3点シュート 8(7)
高さ 6(8)
王者復権は近い。そう印象付けたのが、2月の県高校新人大会の準決勝・別府溝部学園戦だった。脅威の3点シュート成功率で、終盤までリードする展開に持ち込んだ。逃げ切ることはできなかったが、2mを超える留学生を擁するチーム相手に互角に戦えることを示した。池田剛監督は「高さに対抗するためにシュート力とディフェンス力を磨いた。これまで相手の留学生に支配されるのは仕方ないという雰囲気があったが、今は立ち向う姿勢がある」と実感を込めた。
別府溝部学園戦では、前半が終わった時に3点シュートの成功率は50%を超えていた。コートに立つ5人全員がシュートを狙い、「いい連鎖反応を生み出した」(池田監督)。次々とシュートが決まったのは練習のたまものだった。ノーマークの状態で3点シュートの成功率6割を目指し、毎日シュートを打った。可視化できるように毎日記録を取り、ホワイトボードに記した。
激しいボールマンプレッシャーでリズムをつくった