新チームの青写真 バスケットボール男子② 大分上野丘 攻撃力を生かす守備を強化 【大分県】
2024/03/04
- 新人大会
3年生が卒業し、新チームはどのような青写真を描いているのか。本シリーズでは、バスケットボールの県高校新人大会で4強入りし、九州大会への出場権を得たチームの現在地を整理。さらに強化ポイントをチェックしながら、今後の動向を占う。男子の第2回は勝負強さで4強入りした大分上野丘。
【チームパラメーター】( )は昨年の数値
オフェンス 7(7)
ディフェンス 8(7)
リバウンド 7(7)
シュート 7(7)
3点シュート 8(7)
高さ 8(8)
年明けからけが人が続出し、インフルエンザで体調不良者も多く、思うような練習ができなかった大分上野丘。さらに、実力のある高校がそろった激戦区のパートに入り、「不安要素しかなかった」と県高校新人大会を振り返る今村泰三監督。頭を抱える指揮官とは裏腹に、選手は割り切っていた。「メンバーがそろわない中で、誰もが頑張れるリバウンドやルーズボールで負けないこと、支え合うことで一体感が生まれた」とキャプテンの鈴木大成(2年)。初戦から勝負強さを発揮して4強入りし、九州大会の切符をつかんだ。
昨年は大黒柱の189cmの選手を中心としたチームだったが、今年は攻撃力の高い選手がそろい、インサイドとアウトサイドのバランスが良く、どこからでも得点ができる。187cmのセンター栁井瑛雄(2年)、3ポイントシューターの吉本晟(同)、ドライブから得点、アシストできる鈴木を軸に、コートに立つ全員が走れる。県高校新人大会で接戦を重ねることで、「1点の重み、勝ち方を学べた」と鈴木。
攻撃力の高い選手がそろう