県高校新人大会 ラグビー 大分東明が3連覇 運も実力、必然の勝利

2021/02/02
  • 新人大会

 後半は傾いた流れを引き戻せず再逆転を許したが、「うまくいかなかったときは原点に戻れ」とベンチからの指揮官の声で笑顔を取り戻す。「相手の圧力は強かったが、自分たちができることをすればいいと思った」と馬越。試合終了まで残り5分を切ったところでウイングのナブラギ・エロニ(1年)が、大分舞鶴の守りの隙を巧みに突き、ステップを効かせた快速でトライ。コンバージョンキックも決まり、勝利を決定づけた。このトライについて馬越は「たまたまではない」と言い切る。左サイドの大外は相手のウイークポイントだったことを感じていた。狙い通りのトライで、「だからこそうれしい」と喜んだ。

 

 新チームのスローガンは「限界突破」。極限に陥ったときに何ができるかを求めている。そういう意味では、決勝戦の土壇場で逆転したことは今後の財産となる。白田監督は「トライを奪えるところでミスしたり、体を張れなかった場面も多かった。まだまだこれから、小さなことの積み重ねが必要」と振り返り、「反省点があるということは、もっと伸びるということ」と選手に呼び掛け、3連覇を祝福した。

 

3連覇を達成した大分東明

 

 

(柚野真也)

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