県高校新人大会 ラグビー 大分東明が3連覇 運も実力、必然の勝利

2021/02/02
  • 新人大会

大分県高校新人ラグビー大会

15人制決勝 1月31日 昭和電工サッカー・ラグビー場Aコート

大分東明22−21大分舞鶴

   (15― 7)

   (7 ―14)

 

 「勝因は運です」とユーモア交じりに語った白田誠明監督の言葉に、掲げる「エンジョイラグビー」の神髄を見た。大分東明が6年連続同じ顔合わせとなった大分舞鶴との県高校新人大会の決勝戦で3連覇を達成。60分間、勝利を諦めずに、自分たちのラグビーを信じ、楽しんだからこそ勝利が転がり込んだ。いや、転がり込んだのではない。必然の勝利を手にしたと解釈すべきだろう。

 

 高校ラグビーの聖地・花園での全国高校ラグビー大会を終えて2週間。大分東明は新チームとしてスタートして初めての大会。白田監督は「スタイルとする展開ラグビーの理解度は低く、フォーメーションの形もちぐはぐだった」と話す。この日はラインアウトでことごとく相手ボールとなり、セットプレーが安定しなかった。「それでも一人一人が気持ちを切らさず、緊張感を保ちながらも楽しんでいた」

 

 最初に先制トライを許すも焦りはなかった。攻め込みながらも密集でボールを出せない反則を繰り返したが、相手防御スペースを突く攻撃を最後まで繰り出した。前半に理想とする早いパス出しから展開し、2トライを奪い逆転に成功する。競り合いで反省点があったと言うが、キャプテンの馬越涼(2年)ら全国を経験した主軸を中心に、密集でのボール奪取を狙う相手を押し返そうという気迫に満ちていた。

 

決勝でも展開ラグビーを披露した

 

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