県高校新人大会 柔道女子団体で準優勝の大分西、挽回誓う
2020/11/08
- 新人大会
試合で負けた悔しさは試合でしか返せない。県高校新人柔道大会の女子団体戦、大分西にとってリベンジを果たす大会となるはずだったが準優勝に終わった。昨年の同大会は1年生メンバーだけで3位と奮闘。1年の稽古を経て、同じメンバーで臨んだ大会であったが優勝まであと一歩及ばなかった。キャプテンの二宮冴羽(2年)は「昨年は悔しい思いをしたので優勝しか考えていなかった…。まだまだ足りないということだと思う」とうつむいた。
1年前の敗戦を糧に、次こそはとの思いが原動力だった。しかし、春先からコロナ禍で思うような練習ができず、次々と大会が中止となる。自宅での筋力トレーニングや周辺でのランニングなどに終始する日々が続く。夏以降も組み合って行うコンタクトスポーツの柔道は練習制限が多く、鈍った技を取り戻すには時間を要した。久しぶりの公式戦に気持ちは高ぶったが、県高校新人大会の後にある九州大会が中止になったことで心理的な影響があったことは否めない。阿部栄一郎監督は「条件はどこも同じなので言い訳はできない。そういう状況になったときは気持ちの強さが勝負を決める。ひ弱な部分が出てしまった」と悔しさを隠さなかった。
キャプテンの二宮冴羽(右)