県高校新人大会 バスケットボール女子 最終クオーターで逆転した中津北が4連覇

2020/02/09
  • 新人大会

 終盤に集中力が切れた大分を、中津北は強固なディフェンス力と最後まで走りきる運動量で凌駕(りょうが)する。相手のミスを見逃さず自分たちのチャンスに変える集中力の高さは、さすがの一言。

 試合後、大津留監督は「新チームになってたった1カ月。やってないことが多すぎるから、決勝まで進めたことが青天のへきれきのようなもの。技術は大分の方が上だった」と振り返ったが、勝因については「先輩たちが築いてきた伝統をつながなければという思いが強かった。勝ちたいという気持ちを全面に出してくれた」と話した。今後ますます強くなることが期待できる内容の大会となったようだ。

 

 課題はまだ山積みだが、歴史を刻んできた先輩たちのために、応援してくれる人たちのために。強い気持ちで戦い続ける県内負けなしの女王は、この勝利を機に確実にレベルアップしていく。「もっと技術を身につけて、タフにならないと。いっぱい練習します!」(大津留監督)と気を引き締め、会場を後にした。

 

4連覇した中津北。新チームも強い

 

(黒木ゆか)

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