勝利こそ、すべて ラグビートップリーグ選手スペシャルインタビュー
2017/09/20
- ラグビーW杯
勝てばすべてが変わる。その過程が成長となる
Q:久しぶりにラグビーを楽しめているとは?
田村:前回のワールドカップが自分のラグビー人生の全てでした。やり切ったなかで、今後の自分のラグビーキャリアをどうしようかと悩んでいたときに環境を変える必要があるという考えに至りました。前に所属していたチーム(NEC)も素晴らしく、居心地も良かったんですが、環境を変えて自分のレベルをもう一度上げたいと思えるようになってラグビーに対する意識が変わりました。
Q:前回のワールドカップで史上最高の結果を残した日本代表の主力選手でしたが、大会が終わった後は燃え尽きたのですか?
田村:すべてをつぎ込みましたからね。決勝トーナメントには進出できませんでしたが2勝し、目標を達成したのでラグビーを辞めてもいいと思っていました。ただ、ラグビーが好きだったし、もう一度ラグビーに本気で取り組むためには環境を変える必要がありました。今は純粋にラグビーが楽しいです。
Q:ワールドカップ後はラグビー観が変わりましたか?
田村:どのように変わったかと具体的には言葉で現せませんが、間違いなく影響はありました。勝ったことがすべて。負けていれば何も残らなかったと思います。
Q:ワールドカップでの貴重な体験を、今後キヤノンでどう生かしたいですか?
田村:先ほども言いましたが、勝てば何かが変わると思います。僕1人では何かができるわけではないですが、勝てばそれが良い流れになるきっかけになるはずです。今はヘッドコーチがいない状況で、勝つために何が必要かをみんなで考えてプレーするのは成長につながる時間だと思っています。