ミラクルの具現者となる! 大分舞鶴・池田晴悟
2018/07/13
- 高校野球
第100回全国高校野球選手権記念大分大会
7月11日 第1試合 別大興産スタジアム
大分舞鶴 200 000 200|4
大 分 101 100 000|3
好チーム同士の対決となった大分舞鶴-大分戦は、大分舞鶴に軍配が上がった。チームを勝利に導いたのは7回に左中間を破る同点三塁打を放った池田晴悟(3年)だった。今大会のメンバー発表の日に、「1年生の時から試合に出させてもらっているのは自分だけ。今年は自分がチームを引っ張る」と決意表明し、この試合で有言実行。5打数2安打1打点、守備でも積極的に声を掛け、仲間を鼓舞した。
昨年の大会ではチャンスに強い9番打者として、大分舞鶴の26年ぶりの4強入りに貢献した。新チームになって花田修監督に「チームを勢いづける1番か3番を任せたい」と打診され、「チャンスでチームの役に立ちたい。3番で勝負したい」と答えた。そこから花田監督と一緒に最強の3番打者のイメージを描き、練習に打ち込んだ。「チャンスに強く、試合の流れをつくることができる打者」として不動の3番を担っている。
「1点差だったのでシンプルにつなぐことだけを考えた」。7回、流れを呼び込む同点打を放ち、チームに勢いを与え逆転を呼び込んだ。「初戦でいい流れができた。昨年と同じような(勝ち上がる)雰囲気がある」と快進撃の手応えをつかんだ様子。「昨年は準決勝で明豊に力の差を見せつけられた。今年は明豊を倒すためにやってきた」。明豊と対戦するには決勝まで勝ち上がらなければならない。3年間の集大成として「強い覚悟で一戦一戦を勝ち抜く」と活躍を誓った。
7回に同点打を放った池田晴悟
(柚野真也)