日田林工高校 集中打でシード校を破り、自信芽生える

2018/04/04
  • 高校野球

監督インタビュー「夏は十分上が狙える。頂点を目指す」

 

 (準々決勝の)竹田の投手には苦戦するだろうと予想していた。選手たちが相手のタイミングに慣れてくる中盤あたりから攻略していくつもりだったが、向こうが一枚上だった。尻上がりに調子を上げ、結局最後までキレのいいボールを打ち崩すことができなかった。

 昨年秋もここぞという場面でタイムリーや長打が出ずに苦戦したので、冬場は“打てるチーム”を目指して練習に取り組んできた。1回戦、3回戦では(2桁得点を記録し)それなりの成果を出せたと思うが、竹田戦のようにキレのある投手にはまだまだ通用しない部分も多いと分かった。上を目指せば当然レベルの高い投手と対戦することになるので、その攻略が今後の課題になる。

 2回戦で第1シードの柳ケ浦を破ったことは、選手たちにとって大きな自信になったと思う。特にピッチャーの有永夢叶(3年)は昨年秋の県高校野球選手権大会で柳ケ浦に負けて悔しい思いをしているので気合が入っていた。しかし、竹田戦ではそれが力みになった。4回に四球、失策で迎えた満塁の場面も「自分がなんとか抑えなければいけない」と意識しすぎて、2点を失う結果になった。そういう精神面も含め修正していかなければならない。

 攻守ともに課題も多いが、夏は十分上が狙える。頂点を目指して頑張っていきたい。

 

準々決勝で敗れたが、シード校を撃破し自信は深まった

 

(甲斐理恵)

 

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