20年ぶりのセンバツ出場 柳ケ浦の甲子園に懸ける熱い思い 【大分県】
2025/02/08
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今年の柳ケ浦は4人の投手による継投を軸にした堅実な戦いが特徴だ。エース右腕の宮原太駕(2年)は、縦の変化が大きい独特なカーブを武器に、精密なコントロールで打者を翻弄(ほんろう)する。左腕の宮城介(1年)は、右バッターの内角を攻めるストレートに加え、緩いカーブや落ちる球で勝負する。
打線では2年生の島袋二魁と亀安歩汰が攻撃の軸を担う。長打力はないが、チャンスで確実に一本を放つ、頼れる選手。チームの勝利の方程式は、ロースコアの接戦に持ち込むこと。鈴木監督も「投手陣が最少失点に抑え、打線は2点を目標に試合を進めたい」と語る。
チームの精神的支柱となるキャプテンの田原光太郎(2年)は、「粘り強く泥くさいプレーで、見ている人に感動を与えられるように一戦必勝で頑張りたい」と意気込みを語る。選手たちは、鈴木監督の指導とともに地道な努力を重ね、チームとしての一体感を強めてきた。
堅実な守備、安定感ある継投、そして粘り強い打撃―。柳ケ浦はセンバツで新たな歴史を築こうとしている。
規則や約束を守ることで一体感と向上心が生まれた
(柚野真也)