県高校野球選手権 明豊が15度目の頂点に 【大分県】
2024/09/04
- 高校野球
川崎監督は「課題がたくさん出た。今のままではダメだと選手が思えたことが収穫」と話す。甲子園出場がゴールではなく、全国舞台で勝つことを目標としており、監督も選手も求めるものが高い。新チームになって1カ月もたたない中、今大会は試合をする度に成長した。「今の時期は真っ白な状態なので吸収のスピードが早い。ミスが出た現象を明確にして、理解できるようになればいい。課題を一つ一つ解消すれば、それが実力になる」と川崎監督。トライアンドエラーを繰り返し、チームの成長につなげようとしている。
当面の目標は、今月14日に始まる九州地区大会県予選で上位2チームに与えられるセンバツ出場権を獲得すること。加来は「負ければ春のセンバツの道が断たれる。日頃の練習から、勝てるチームになるためにできることは全てやるだけ」と語る。2年連続センバツ出場には相当な覚悟と準備がいることを先輩の背中を見てきて知っている。県選手権の優勝は通過点に過ぎない。
15度目の優勝を飾った明豊
(柚野真也)