県高校野球選手権 明豊が15度目の頂点に 【大分県】
2024/09/04
- 高校野球
大分県高校野球選手権
9月2日 別大興産スタジアム
決勝
別府翔青 000 000 022|4
明 豊 010 203 02 ×|8
新チームとなって初めての公式戦「県高校野球選手権」は、明豊の15度目の優勝で幕を閉じた。別府翔青との決勝は、2回にスクイズで1点を先制すると、その後も中押し、ダメ押しとリードを広げ、8-4で快勝した。
今夏の甲子園に出場したチームにメンバー入りした2年生3人が核となり、新チームがスタートした。他の高校より始動が遅かった分、実戦的な練習量の少なさは否めなかった。川崎絢平監督は「ノックやフリーバッティングでは対応できないミスが出た」と振り返る。犠打や犠飛、盗塁を絡めて得点を積み上げるスタイルは健在だったが、明豊には珍しくサインの見落としや、アウトカウントを間違うなどのミスがあった。
5回までノーヒットピッチングの寺本悠真(2年)の好投もあり、終始リードした試合展開だった。しかし、キャプテンの加来航志郎(同)は、「勝てたことは良かった。それ以外は課題の多い試合になった」と反省しきり。寺本も「終盤に打たれて完投できなかったのは自分の力不足」と笑みはなかった。
好投した寺本悠真