夏の甲子園 注目選手 勝利に向かって一直線 明豊のエース野田皇志(3年) 【大分県】

2024/08/07
  • 高校野球

 昨夏の甲子園では1回戦敗退。その時のマウンドに立っていたのが野田だ。「悔しい負け方をした。あんな思いは二度としたくない」。強い思いを胸にリベンジに向けて1年間、完投、完封できる体力づくりと直球中心の投球に磨きをかけた。ツーシーム、スライダーでも空振り三振を奪うなど、変化球も上々だが、直球で押すスタイルを突き詰めた。

 

 「誰にもマウンドは譲りたくない」と、先発完投への思いは強い。大分大会の決勝では、継投を見据えて肩をつくっていた後輩に「ベンチに下がれ」と無言のにらみをきかせ、川崎監督から交代を告げられても「最後まで投げさせてください」と直訴した。エースナンバーを背負う強い覚悟とプライドを持っている。野田は「チームを勝たせることができるピッチャーが本当のエース。日本一を目指す」と全試合を投げ抜く覚悟だ。

 

エース番号を背負って甲子園のマウンドに立つ

 

 

(柚野真也)

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