夏の甲子園 注目選手 勝利に向かって一直線 明豊のエース野田皇志(3年) 【大分県】

2024/08/07
  • 高校野球

 初戦の小松大谷(石川県)戦に向けて、明豊のエースの仕上がりは順調だ。先発を託されることが予想される野田皇志(3年)は大分大会4試合に登板し、被安打13、三振28、自責点4で4連覇に貢献した。圧巻は準決勝、決勝だった。2連続完投でエースの存在感を示した。

 

 伏線はあった。4月の春季高校野球九州大会では、準々決勝までの2試合で連続完投勝利。準決勝、決勝は他の投手を底上げするために出番はなかったが、川崎絢平監督は「夏の大会で準決勝、決勝は中1日。そこを想定して野田に投げさせた」と振り返る。

 

 大分大会で、野田はしっかり伏線を回収した。準決勝の津久見戦は被安打3の完封。決勝では序盤に3失点したが、試合を壊すことなく最後まで投げ抜いた。大分大会はプロ注目の投手が数人いて、これまでの大会よりレベルが高かったが、川崎監督は「野田が一番いいピッチャーだった。打つことを含めてチームを勝利に導いた。大分県ナンバーワンであることを証明した」と最大の賛辞を送った。

 

大分大会4試合に登板した野田皇志

 

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