夏の甲子園 注目選手 明豊野球の体現者・高木真心(3年) 【大分県】

2024/08/04
  • 高校野球

 今年の全国高校野球大分大会は代打で始まった。4年連続で夏の甲子園出場を決めた明豊の高木真心(3年)は、5月に骨折した右手首を手術し、メンバー入りも危ぶまれたが、川崎絢平監督が掲げる「考える野球」を体現する選手として信頼は厚かった。「簡単に三振にならず、球数を投げさせることができる。選球眼だけでなく、技術もあり、バントも盗塁もできる。自分のチームに高木がいてくれて本当によかった。相手だったらと思うとゾッとする」と最高の賛辞を送る。

 

 大会1週間前に、ようやくバットを振れるようになった高木は「焦りしかなかった」と述懐する。苦しむ高木に川崎監督自らが練習後にバッティング投手となり、本来の姿を取り戻すまで付き合った。「1年の頃から監督に投げてもらうと調子が上がった。監督は僕の内面を見抜き、付き合ってくれたのだと思う。本当にありがたかった」と感謝した。

 

全てのプレーが高水準の高木真心

 

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