全国高校野球大分大会 グッドルーザーたち 大分舞鶴は悔しさを糧にはい上がる【大分県】

2024/08/01
  • 高校野球

第106回全国高校野球選手権大分大会

決勝 7月27日 別大興産スタジアム

明 豊  020 109 000|12

大分舞鶴 030 001 002|6

 

 3度目の決勝進出に大分舞鶴のモチベーションは最高潮に達していた。準決勝では、エースの秋田康介(2年)が完投し、打線も終盤に集中打を浴びさせ逆転、粘り強さを発揮した。河室聖司監督は「甲子園は遠い存在ではない」と語り、キャプテンの若杉悠諒(3年)は「自分たちがやってきた守備からリズムをつくる野球ができれば、どこが相手でも結果はついてくる」と強い意気込みを持って、明豊との決戦に臨んだ。

 

 「3点勝負になれば勝機はある」(河室監督)と描いた青写真。2回に2点を先行されたが、三浦佑樹(2年)の三遊間適時打で逆転に成功する。中盤まで狙い通りの接戦に持ち込んだが、筋書き通りに事は運ばなかった。秋田は序盤から明豊打線の重圧を感じていた。連戦の疲れからか球にキレがなく、持ち味の制球を発揮できずにいると、6回に守備の乱れから大量点を許しマウンドを降りた。「向こうのほうが強かった」。調子は良くなかったとしつつも、言い訳はしなかった。

 

新チームでもエースを担う秋田康介

 

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