全国高校野球大分大会 メインキャストが戻り、力強さを増す明豊 【大分県】
2024/07/24
- 高校野球
投打の主力は戻ったが、他のメンバーも脇役になるつもりはない。先発マウンドを託された左腕・寺本悠真(3年)は5回3分の1を投げ、被安打2、失点2で試合をつくった。川崎監督は寺本の安定感を評価しており、「調子が悪いなりにしっかり投げてくれた」とねぎらった。
3回戦で本塁打を放った芦内澄空(同)は、この試合から3番に座り3打点と勝負強い打撃で好調を維持する。攻守で投手を助けたが「60%の出来」と自己評価。「まだまだ、こんなものではない。もっと状態は上がる」と主役に名乗りを上げる。
川崎監督は「序盤に大量得点でき、ウチのリズムで試合ができた。(打線の)売りである木村、高木が戻って、相手にプレッシャーをかけることができた。野田もしっかり投げることができた」とメインキャストの復帰を喜び、試合を重ねるごとにチームの底上げができたことに手応えを感じている。この試合から決勝まで中1日で3連戦。「一戦必勝であることに変わりないが、ここからが再スタート」と優勝に向けてリセットする。王者に慢心はなく、調子は上向くばかりだ。
試合を重ねるごとに調子が上向く芦内澄空
(柚野真也)