全国高校野球大分大会 3連投のエース率いる高田が準々決勝進出 【大分県】

2024/07/20
  • 高校野球

 3連投のマウンドではエースとしての実力を存分に発揮した。インコースのストレートを武器に打者と駆け引きして凡打の山を築いた。たとえ打たれても「点さえ与えなければいい」(井ノ本)と動じなかった。五回、六回は得点圏に走者を背負ったが最少失点に抑え、崩れることはなかった。最終回は圧巻だった。無死一、二塁、この日最大のピンチを迎えたが、二者を三振、最後はショートゴロで打ち取り、133球を投げ抜いた。井ノ本は「一喜一憂することなく投げることができた」と涼しい顔で振り返った。

 

 次は4強をかけて第1シードの大分舞鶴と対戦する。井ノ本はこれまで無欲を貫いてきたが、「みんなが勝った後に喜ぶ顔を見たら、もっと勝ちたいと思えた」と話した。最後まで投げ抜き、チームの勝利を目指す。ノーシードから勝ち上がる高田のエースが、シード校キラーの名乗りを上げた。

 

 

3試合連続完投の井ノ本紘基


(柚野真也) 

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