九州高校野球県予選 成功体験を重ねた大分が16季ぶりV 【大分県】

2024/04/07
  • 高校野球

 打線は長打が出ないことを理解した上で、「強いゴロとライナーを打つ」ことを徹底した。また、相手投手の配球パターンを頭に入れて打席に立つことで、狙い球を絞れた。決勝戦で、先制点となる適時打を放ったキャプテンの原田竜之介(3年)は、「チーム全体でチャンスをつくることを意識し、大事な場面で一本打てる練習をしてきた。(先制打を放つ前に)インコースのストレートを見逃したので、もう一度同じ球がくると思った」と狙い打ちがハマった。

 

 20日から始まる春の九州地区大会の出場権を得たチームは、ステップアップを目指す。岩崎監督は「今大会で、何をすれば勝てるのかが分かったと思う。優勝できたのは、日頃の練習から、真剣に取り組んだからこそ。結果を出したことは自信にしていい。次のステップはプレーの精度を上げること。それに九州大会で気づくことができればいい」と話す。原田は「甲子園に出るために練習をしてきた。監督を信じ、仲間を信じて、九州大会では次につながる課題を見つけたい」と語った。

 

16季ぶりの栄冠を手にした大分

 

 

(柚野真也)

 

 

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