春のセンバツ甲子園 大分商業の投打の核となる選手たち(2) 【大分県】

2023/03/17
  • 高校野球

飯田凜琥(2年/投手/174cm・72kg/右投右打)

 

 

 昨秋の九州地区大会では3試合とも救援に回った。「ピンチのときの気持ちの強さがある。勝負度胸があり、飯田がいるから先発投手の役回りが多い児玉(迅)が思い切り投げられる」と長吉部長。

 130キロ後半のストレートがアベレージで、得意のスライダーは3段階で速度を変える。ストライクゾーンの四隅に投げ分ける制球力が生命線だ。走者を出しても動じることなく、自分の投球ができる強心臓だ。「今まで緊張したことがない。甲子園ではボールが高めに浮かないように気をつけたい」と淡々と話す飯田の言葉に気負いはない。

 明豊中学からそのまま高校へ進学する道もあったが、あえて「これまで多くのプロ野球選手を輩出している大分商業を選んだ」(飯田)。見据える先はプロだが、「夏の甲子園にも出場したいので、同じ舞台に上がれるセンバツはいい経験ができそう」と春夏連続の甲子園出場を目指す。

 

(柚野真也)

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