春のセンバツ甲子園 「日本一の元気」で一戦必勝の大分商業 【大分県】

2023/03/14
  • 高校野球

 打線は九州地区大会が終わってから、体づくりに力を入れ、筋力アップとともに飛距離を伸ばした。ほとんどの選手が5kgの増量に成功し、体はひと回り大きくなった。その代表となるのが、4番を任せられている羽田野颯未(2年)。182cm、105kgの大型スラッガーは、芯で捉えればスタンドまで軽々と飛ばすパワーを身に付けた。大道も食事と筋力トレーニングで最大9kgまで体重を増やし、長打が打てるようになった。「(昨年の)秋の大会まで内野安打の多いチームだったが、長打が打てるようになり小技がより効くチームになった」(大道)と話す。

 

 投打のバランスは良く、守備もミスが少ない。長吉勇典部長は「センバツ出場が決まってから一つ一つのプレーの質が上がった。キャッチボールから送球の質にこだわれるようになった。ビッグプレーはないが、全員がチームのために堅実にプレーできる。『日本一の元気』は自然発生した言葉だが、このチームに合っている。見ている人に感動を与えるプレーで、大分商業らしい野球を見せてくれるはず」と充実感をにじませた。

 

センバツに向けて仕上がりは順調

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ