高校野球 グッドルーザーの夏 冬を乗り越え成長した松下海斗(津久見3年)

2022/08/04
  • 高校野球

全国高校野球選手権大分大会

準決勝 7月22日 別大興産スタジアム

明 豊 041 022 2|11

津久見 201 000 0|3(7回コールド)

 

 ノーシードから勝ち上がった津久見の正捕手としてマスクをかぶり、クリーンアップとしてチャンスの場面で勝負強さを発揮した津久見の松下海斗。準決勝の明豊戦では7回コールド負けを喫したが、松下はこの試合の全打点を挙げた。敗戦が決まった瞬間はネクストバッターボックスにいた。「俺まで回してくれ」との願いは届かず、前の打者が打ち取られて試合終了。決勝戦を前に敗れ、松下の目から涙がこぼれた。「これまでの辛かったことや楽しかったことを思い出した」

 

 藤丸崇監督が「新チームになり、一番指導したのが松下だった」と話すように、捕手として試合状況に応じた配球を一から学んだ。理解すればするほど野球の難しさを知る。思うように結果が出ない時期が続き、昨秋の大会が終わったときに責任を感じ、ポジション変更を希望したこともあった。藤丸監督の「今諦めてどうするんだ。冬を越せば必ずうまくなっている」との言葉を信じて踏みとどまった。

 

今大会は打撃でもチームを引っ張った

 

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