全国高校野球選手権大分大会

決勝　７月24日　別大興産スタジアム

大分舞鶴　０００　００３　０００｜３

明　豊　　５２４　００１　００×｜12

　県内負けなしの明豊が一気に頂点に上り詰めた。昨年と同じカードとなった大分舞鶴との決勝は、序盤に大量得点を挙げ、２年連続８度目の優勝。甲子園出場を決めた。

　決勝の舞台でも緊張は感じられなかった。「一戦一戦、目の前の試合に集中するだけ。しぶとくつなぎ、自分の役割を考えプレーする」。新チームを立ち上げたときから、合言葉のようになっていたことを実践した。

　一回２死から連続四球で一、二塁とした場面で、５番・竹下聖人（３年）に打席が回る。「みんながつないでくれたので、どんな当たりでもいいので打って流れを作りたかった」。決勝まで打率７割、３本塁打９打点の竹下を警戒し、外野手が後ろに下がって深めの位置にいたところを逆手に取り、右前にポトリと落ちる２点適時打で先制する。その後も四死球で満塁とし、牧野太一（３年）が左翼線に走者一掃の二塁打を放ち、打者一巡の５得点とビッグイニングを作った。

今大会、絶好調だった竹下聖人