高校野球 グッドルーザーの夏 エースで4番、諦めない姿勢を示した清水遥翔(中津南3年)

2022/07/24
  • 高校野球

 大分商業戦では失点しても不安な顔ひとつせず、冷静に投球を組み立てた。「仲間や監督に託されたマウンドだったので、打たれても投げ切ることだけを考えた」。中津緑ケ丘中からバッテリーを組む坂本恭汰(2年)に対し、「安心して投げることができた」とねぎらい、「中津南は守りのチームだが、野球は打てないと勝てない。守備力は継続して、打力を高めてほしい」とチームの再建を託した。

 

 「これで一区切りできる。毎日の日常から野球がなくなるのは寂しいが、一切の悔いはない」と最後まで淡々と話したが、坂本から「ありがとうございました」と感謝の言葉を聞くと、少しだけ笑顔を見せた。

 

思いを後輩に託し高校野球を終えた

 

 

(七蔵司)

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