県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
野球
高校野球 九州地区大会出場の明豊と大分舞鶴 キャプテンが語る
6日から始まる「第149回九州地区高校野球大会」。大分県の第1代表の明豊、第2代表の大分舞鶴は、来春のセンバツ出場の目安となる4強以上を目指す。大勝負を控えた両校のキャプテンに、意気込みを聞いた。
明豊 江藤隼希(2年)
Q:県予選を振り返ってください
舞鶴との決勝以外は明豊らしさを出せた。今年は初戦からエンジン全開で勢いを付けて突っ走るチーム。大分雄城台にコールド勝ちできたのも気合が入っていたからこそ。決勝は序盤の大量得点で気持ちに余裕が出て、終盤に追い上げられてしまった。試合後半の戦い方が反省材料となったが、優勝して課題を解決できるのはいいことだと思う。
Q:今年のチームの特徴は?
昨年のチームは一人一人の気持ちの強さがあり、終盤に勝負できた。今年は初回からこつこつと得点を重ねて、泥くさく逃げ切るチーム。投手は継投、打線はつながりを大事にしている。
Q:キャプテンとして心掛けていることは?
僕は前に出てチームを引っ張るタイプではないので、後ろから支えたい。プレーでは中継ぎ(投手)なので、「後ろには自分がいるから大丈夫」という安心感を与えられるようなピッチングをしたい。
Q:九州大会について
3大会連続のセンバツ出場が懸かっている。先輩たちが築き上げた記録を途絶えさせたくない。県予選と同じように初戦が一番大事だと思っている。目の前の試合に集中して、一戦一戦を全力で戦う。その先にセンバツがあると思っている。
大分舞鶴 甲斐京司朗(2年)
Q:県予選を振り返ってください
準々決勝の大分商業にサヨナラ勝ちして一気に勢いづいた。誰か一人の力で勝ち上がった大会ではない。打線は結果を残し、自信になった。チーム力が上がったことを実感できた大会だった。
Q:今年のチームの特徴は?
打って打って打ちまくるチーム。そのために1点を積み重ね、1球に対する集中力とタイムリーを打つ練習を重ねてきた。最後まで諦めなければ何が起こるか分からないということを、勝てなかったけど明豊との決勝で証明できた。9月の県選手権では明豊にボロ負けしたけど、力の差は縮まったと思っている。
Q:キャプテンとして心掛けていることは?
声を出し、盛り上げること。みんなが気持ちよくプレーできるように雰囲気づくりは意識している。個人としては、県予選では打率を残せていないので、安定して力を出せるようにしたい。
Q:九州大会について
制球の見極めと余計な失点を与えないことが大事になる。舞鶴初の甲子園出場に向けて、チームには勢いがあるので、萎縮することなく思い切りプレーをしたい。本番まで時間がないが、いい状態のまま試合ができれば、結果は付いてくると思っている。
(柚野真也)