ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 高校野球 エンジョイ野球で痛快に4強入りした大分東明
2021/07/30
- 高校野球
打てば全員で喜び、凡打になっても次があると励ます。グラウンドに立つ選手だけでなく、ベンチも笑顔が絶えない。そんなポジティブな空気が流れているからこそ、準々決勝では3点差の九回に逆転劇を演じることができ、準決勝でも見応えのある打撃戦でスタジアムを沸かせた。「試合後の(スタンドからの)拍手が温かかった」(河野監督)と感じたのもうなずける。
白い歯をキラリと輝かせ、笑顔を絶やさず、エンジョイ野球を最後まで体現したキャプテンの川見流空(3年)。最後の夏を終え「目の前の一球を楽しむことができた。それが東明の野球」と胸を張り、スタジアムを後にした。
笑顔でチームを引っ張った川見流空
(柚野真也)