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甲子園を目指す注目の3年生 ライバルはこの選手です!③

甲子園を目指す注目の3年生 ライバルはこの選手です!③

 2年ぶりに開催される全国高校野球選手権大分大会。高校球児の憧れの舞台となる甲子園を懸けた戦いが始まる。ここでは今大会の注目選手を紹介、気になる選手を聞いた。

 

仲崚真(大分舞鶴3年)

2003年11月25日、左投左打、レフト、171cm、75kg、滝尾中学出身(前所属チームは大分東リトルシニア)

 

 

 「仲が打った試合は勝つ」と河室聖司監督は言い切る。ボールをバットの芯で捉えるバッティング技術に優れ、勝負強さもあり、1年生の秋から四番を打つ。2年生になってからは「いい打者は多く打席に立たせたい」(河室監督)と三番が定位置となった。最終学年となり主砲としての自覚が芽生えた。「チャンスでしっかり仕事をして勝利に貢献したい」と打点へのこだわりは増した。対戦相手に研究されることは多いが、「それを跳ね返す練習はしてきた」と表情に一点の曇りもない。

  

気になる選手は?

渡辺幹太(大分商業3年)

 対戦したいピッチャー。リトルシニアの頃から、ずっとライバルでした。キレのある変化球と制球力がいい。対戦するとなれば決勝。最高の舞台でホームランを打って、気持ちよく甲子園に行きたいです。

高倉寛(藤蔭3年)

2003年4月28日、右投右打、キャッチャー、173cm、65kg、本城中学出身(福岡県)

 

 

 1年生の秋からベンチに入り、新チームになってからは副キャプテンと同時に中軸を担う中心選手となった。枚数の多い投手陣の良さを引き出そうと春先は悩むこともあったが、「俺が引っ張るんだ」と今は強気のリードで後押しする。「継投で試合をつくるチームなので、それぞれの個性を出せるようにしたい」と話し、打撃では「試合になれば一気に集中力が高まる。余計なことを考えずに、来た球を打ち返す」と攻守の要として、チームを勝利に導く覚悟だ。

  

気になる選手は?

木戸達哉(柳ケ浦3年)

 バッティングや肩の強さなど全てにおいて自分の上をいくキャッチャーだと思っています。同じポジションなので、やはり意識はします。もう一人気になるのが明豊のキャッチャー。あの投手陣をどうやって引っ張っているのか知りたいです。

 

吉田光太朗(大分舞鶴3年)
2003年5月24日、右投左打、ピッチャー、170cm、70kg、明野中学出身

 

 

 冬場の地道な体づくりと投げ込んだ量で春先に開花。「スピードが上がり、コントロールもどんどん良くなっている」と河室聖司監督。秋は制球難に苦しみ、試合を崩すこともあった。酷評が耳に届き、悔しかった。「見返してやろう」と怒りのモチベーションで厳しい練習を乗り越えた。ストレートでカウントを整え、カーブ、スライダー、チェンジアップで仕留める。「ピンチのときのギアの上げ方が分かった」と成功体験を積み重ね、エースとして最後の夏に挑む。

 

気になる選手は?

幸修也(明豊3年)

 中学の頃から対戦して、仲もいいです。秋の九州予選(九州地区高校野球大会県予選の準々決勝)でコールド負けしたときも、しっかり芯で捉えられた。あの悔しさは忘れられない。次に対戦するとなれば決勝。気持ちで絶対に負けないし、三振を取りたいです。

 

 

(柚野真也)