九州地区高校野球大会 明豊の3枚看板へ、財原光優(3年)の「分岐点」
2021/04/29
- 高校野球
第148回九州地区高校野球大会
2回戦 4月24日 別大興産スタジアム
明豊 002 226 |12
日南学園 000 010 |1(6回コールド)
準々決勝 4月27日 臼杵市民球場
明豊 000 000 000 |0
福大大濠 000 030 10× |4
苦い敗戦となったが収穫もあった。第93回選抜高校野球大会で準優勝した明豊は休む間もなく、九州地区高校野球大会に出場した。大会前に川崎絢平監督が「センバツに出場しなかったメンバーにチャンスを与え、チーム全体を底上げして競争意識を植え付けたい」と話したように、今大会は、控え捕手だった田中文都(3年)が好リードと持ち味の打撃力を示し、下級生らもアピールに成功。「出場機会のなかった選手が経験を積めた。準決勝までいけなかったが、負けることで危機感が強くなった。いい薬になってほしい」と総括した。
初戦の日南学園(宮崎)に圧勝し、準々決勝の福岡大大濠戦のマウンドに立ったのは財原光優(3年)。川崎監督が今大会の収穫の一人に名を挙げた選手だ。センバツでは中継ぎとして3試合に登板。「長いイニングを投げて球数を抑えながら、ペース配分を身に付けてほしい」(川崎監督)と先発を託された。五回に四球を与え、リズムを崩して3失点したが、その後はしっかり立て直して6回を投げ抜いた。
準々決勝で敗退したが選手層の厚みは増した明豊