九州地区高校野球大会直前特集① “ど根性野球”で勝負強さが増した大分舞鶴

2021/04/16
  • 高校野球

 決勝ではタイブレークの末に勝利したが、準備も万全だった。「準決勝を終えて、決勝は接戦になることを想定していた。タイブレークの練習も徹底できていた」と衛藤。逃げ切る展開、追う展開とあらゆる状況を想定していたから、土壇場で追いつかれても焦ることはなかった。「楽しんだ方が勝つ」と、ベンチからはポジティブな掛け声、指示が飛び、チームが盛り上がった。61季ぶり4度目の優勝で大きな自信を手にした選手たちは、九州地区高校野球大会に向けて心身ともに充実している。

 

 「夏の大会を制して初めての県王者。自分たちはチャレンジャー。九州大会で優勝を目指すなんて言えるチームではない。“ど根性野球”で、一つ一つの試合に目を向けて戦うだけ」(衛藤)。勝っておごらず負けて腐らず。夏に向けて、九州での戦いも飛躍のチャンスと捉えている。

 

チーム一丸となって優勝した大分舞鶴

 

 

(柚野真也)

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