目指せセンバツ② 大分商業、2勝して甲子園の道を切り開く

2020/10/31
  • 高校野球

 春のセンバツ甲子園出場の参考資料となる「第147回九州地区高校野球大会」が始まった。県内からは予選を勝ち抜いた明豊と大分商業が出場。両校とも昨年のセンバツ甲子園出場が確定しながら、新型コロナウイルスの感染拡大による中止の憂き目にあった。気持ちを新たに、聖地を目指す両チームを紹介する。

 

 ノーシードから勝ち上がり、2年連続で九州地区高校野球大会に出場する大分商業。決勝戦では明豊に大差で敗れたが、当初から目標であったセンバツ甲子園の道は順調に開けている。今夏の甲子園交流戦に出場したことで新チームの始動が遅くなったが、県予選では渡辺正雄監督の名参謀である長吉勇典部長が分析した相手チームのデータを駆使して、狙い通りの展開で勝ち上がった。「これまで直感を大事にしていたが、データの裏付けがあることで心理的に有利に戦えた」と渡辺監督。元々思い切りのいい打線は、狙い球を絞れたことで好機を得点につなげることに成功。池田壮史朗、福田絋史の1年生コンビは打率4割を超えた。

 

2年連続で九州大会に乗り込む大分商業

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ