県高校野球選手権 王者の名にふさわしく津久見に栄冠

2020/09/10
  • 高校野球

 投手陣はエース林田夢大(2年)が、前チームで得た経験と自信を安定感に変換。抜群の制球力に強弱をつけ、引き出しが増えた。大きく崩れることはなく、決勝戦では5回を3失点にまとめ、大エースへの道を確実に歩んでいる。その林田からマウンドを引き継いだ鶴田星斗(2年)は、球種を増やしたことで投球の幅が広がり、ピンチはあったが試合を崩さなかった。この2投手を中心に継投に磨きをかけていく。

 

 新チームは投打がかみ合い、好発進。「トップを取れたことはうれしいが、追い掛けられる立場となった」と藤丸監督。今月19日から始まる秋季九州地区大会県予選に向けて、チーム内の競争を促し、古豪復活ではなく新たな伝統を作る覚悟だ。優勝の喜びをかみ締める間もなく、その日の夕方から練習を再開した。

幸先よく新チームが始動した津久見

 

 

(柚野真也)

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