2020県高校野球大会 決勝プレビュー 大分舞鶴と津久見が頂上対決

2020/07/31
  • 高校野球

2020大分県高校野球大会

7月29日 第2試合 準決勝 別大興産スタジアム

柳ケ浦 001 000 000|1

津久見 000 100 01×|2

 

 1点を争う緊迫した試合が続いていたが焦りはなかった。「終盤にチャンスが来ると思っていた」と藤丸崇監督。同点で迎えた八回1死満塁のピンチにも動じず、「守備から流れを作ればいい」とエース安部誠也(3年)が控えていたが2年生の林田夢大に託した。監督の計らいに燃えた林田は130㌔後半だったストレートに威力が戻り、この日最速の141㌔で後続を抑えた。ピンチの後にチャンスあり。直後の攻撃では2死三塁の場面で伊藤春道(3年)の内野安打が決勝点を呼び込み、九回は満を辞して安部がマウンドに上がり無安打で試合を締めた。

 

藤丸崇監督

「8回の守備の時に、ここを守り抜けば必ず流れがくると選手に伝えた。守備から流れをつくることができた。林田も安部も追い込まれれば追い込まれるほど球速が上がった。ヤマ場を分かっていた。(決勝の相手となる大分舞鶴は)左右のエースがいるのでハイスコアにはならないと思うが、3年生には野球を続けていてよかったと思える試合をしたい。優勝して野球の町・津久見の復活を届けたい」

 

薬師寺琳久(3年)

「厳しい試合だったがチーム力で勝てた。次の相手も投手力が高いので長打ではなく、つなぐ野球で挑みたい。これまでは自分が自分がという思いが強かったチームだが、今は次につなげることを考えてバッティングができている。決勝でもチーム一丸となって優勝を狙う」

 

林田夢大(2年)

「バックに頼りになる3年生がいるので楽しんで野球ができている。八回は3年生の夏を終わらせたくないという気持ちで投げた。夏の甲子園大会の中止が決まってから県No.1になることを目標としてきた。3年生を最高の形で送り出すためには優勝しかない」

 

準決勝で好投した林田夢大

 

 

(柚野真也)

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