明日から始まる県高校野球大会 3年生の思いが勝利を導く

2020/07/13
  • 高校野球

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の第102回全国高校野球選手権大会とその出場権を懸けた県予選が中止になったことを受け、県高野連が独自に開催する代替大会「2020大分県高校野球大会」が明日から始まる。今大会の有力候補は、春の選抜大会出場校に選ばれていた明豊と大分商業だ。両校とも甲子園での招待試合となる「2020年甲子園高校野球交流試合」の対戦相手が決まったばかり。大分大会で優勝して勢いをつけ、甲子園に乗り込もうと考えている。

 

 明豊は日本一を目標に掲げ新チームをスタートしてから、県内だけでなく九州でも公式戦は負けなし。春、夏の全国大会でどれだけ目標に近づけるか期待が大きかっただけに、大会中止の知らせを聞いたときは、「選手になんて声を掛ければいいか分からなかった」と赤峰淳部長が明かしたように、落胆も大きかった。大分大会の開催が決まってからは「3年生32人がグラウンドに立つ」ことに目標を切り替え、集中した練習を繰り返している。目標達成には決勝戦まで勝ち上がることはもちろんだが、ある程度の点差を広げなければ全員出場は困難だ。2年の頃からエースナンバーを背負うキャプテンの若杉晟汰(3年)は「3年生の力を結集したい」と力を込め、主砲の布施心海(3年)は「一人では勝てないが総合力で圧倒したい」と、自慢の強力打線で一気に頂点に昇り詰める覚悟だ。

 

優勝して甲子園交流試合に勢いをつけたい明豊

 

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