エースが躍動、三重総合が完封勝利 夏の甲子園予選2019

2019/07/16
  • 高校野球

第101回全国高校野球大分大会

7月14日 第3試合 2回戦 別大興産スタジアム

大分舞鶴 000 000 000|0

三重総合 000 000 10×|1

 

 1年の頃から先発投手の一角として試合に出場し、昨年からはエースとしてマウンドに立ち続ける三重総合の小倉甲子郎(3年)。身長167cm、体重61kgの体は、投手としては恵まれたものではないが、抜群の制球力と度胸でチームを勝利に導いた。第3シードとして初戦を迎えた大分舞鶴戦、相手は投手3枚を擁する好敵手。「ロースコアになるのは分かっていた。自分がどれだけ粘れるかが勝負だった」と小倉。スコアボードに9回まで0を並べ、虎の子の1点を守りきった。那賀誠監督は「ベストピッチング。あんなに小さい子が頑張り、勇気を与えた。立派やわ」とエースを褒め称えた。

 

 9回被安打4で完封。文句なしの投球でマウンドを躍動した。「1、2年生の頃は何も考えずにひたすら投げた」が、最終学年になりエースとしての自覚、責任が芽生えた。「自分が抑えなければいけない」との思いは強く、帽子のつばの裏に「誇り」と記した。ピンチの場面では汗をぬぐい、誇りの文字を見て「エースとして思いを背負って投げた」。

 

小さなエース小倉甲子郎が躍動

 

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