投打がかみ合い新生・藤蔭が好発進 夏の甲子園予選2019

2019/07/09
  • 高校野球

第101回全国高校野球大分大会

7月8日 第3試合 1回戦 別大興産スタジアム

藤 蔭  000 300 021|6

大分東明 000 010 001|2

 

 前大会覇者の藤蔭が大分東明を相手に勝利し、1回戦を突破した。先発の片平真(3年)が4回を無失点に抑え、継投した高田大樹(2年)は2失点したが要所を抑えた投球で試合をつくった。投の殊勲者が前出の2人なら、打の主役は4番・塚本修平(3年)だ。新チームになってから4番が定位置となった塚本が、頼れる主砲となったのは冬場の厳しい練習を乗り越えてから。「相手投手の配給を考え、強い打球を打てるようになった」と竹下大雅監督。平日は1000本、土日は1500本の素振りを課し、スイングスピードが上がった。塚本は「ギリギリまでボールを見極めることができるようになった」と自分の打撃に自信を持てるようになった。

 

 大分東明戦は初回の2死三塁の場面で三振。「1打席目は緊張もあり自分のバッティングができなかった」と悔やんだが、ベンチで竹下監督の「(気持ちを)切り替えていこう。まだまだ始まったばかりだ」との言葉に奮起した。四回無死一、三塁の場面で二塁打を放ち、先制点を呼び込むと、八回には「俺のところでチャンスが回ってこい」と願い、2死二、三塁の場面では左越え2点適時打で追加点を奪った。直後には「決して足の速い選手ではないのだが」と竹下監督も驚く三盗を決めた。この試合3安打3打点、1盗塁のおまけ付き。チームも個人も勢いに乗るには十分な活躍だった。

 

3安打3打点の4番・塚本修平

 

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