夏の甲子園予選特集③ 今年の明豊は打高投高、一気に頂点目指す

2019/07/04
  • 高校野球

 第101回全国高校野球選手権大分大会が7月7日に開幕する。大会直前特集の第3回は春のセンバツ甲子園でベスト4となった明豊。今大会の優勝候補筆頭だ。

 

戦力分析 総合 44

 

攻撃力 8

春のセンバツ以降、打線は湿りがちだったが大会に向けて急上昇中

守備力 9 

エラーは少なく、起きたミスを挽回できる修正力の高さは抜きん出ている

機動力 8

走塁で相手を揺さぶり、そつのない進塁でビッグイニングにつなげる力あり

投手力 10

ベンチ入りする5人の投手は全員完投できる力がある。経験値も高い

選手層 9

飛び抜けた選手はいないが平均値は高い。ラッキーボーイ出現に期待

(1〜10の段階評価)

 

 春のセンバツ甲子園でベスト4の実力は本物。飛び抜けた選手はいないが、投打ともにレベルは高く、誰が試合に出ても戦力が落ちることはない。投手陣は若杉晟汰(2年)、大畑蓮(3年)ら5人がベンチ入りする予定。全員先発完投型の投手だが、状況に応じたピッチングができ、対戦相手によって継投もできる。全国、九州の大舞台を経験し、それぞれが力を存分に発揮し大きな自信を得た。ここ数年の明豊は「打ち勝つ野球」が前面に出ていたが、川崎絢平監督は「今年はピッチャーの頭数がそろい、計算できる。ピッチャーを中心とした野球で、早い回に先制し、中押し、駄目押しで逃げ切りたい」と必勝パターンを描く。

 

大会に向けて打線も上り調子

 

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