2018県高校総体レポート(クライミング競技・女子)注目選手

2018/05/26
  • 高校総体

2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜

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県内各地で熱戦が繰り広げられている県高校総体。

高校生アスリートの青春をかけたドラマは、

感動と興奮、歓喜と哀愁を与えてくれる。

今年も才能あふれる選手がそろった県内の高校スポーツ。

ここでは大分の未来を担っていく選手たちを紹介する。

 

目標は全国大会での活躍

 

森本日菜(大分高校2年)

 

 

 いつも通りに登れた―。笑顔に充実感が漂った。県高校総体の登山(クライミング)競技の予選、決勝の両方で唯一の完登者となり優勝した森本日菜。

 小学4年から本格的にクライミングを始めた森本。競技キャリアは長い。これまで幾度と難度の高いコースを経験したからこそ、オブザベーション(登る前にコースを観察すること)の時にゴールまでの道筋を素早く描くことができる。「どの順番で手を掛け、足を固定するのかすっと浮かんだ。あとは落ちそうなところを注意すれば問題なかった」と試合を振り返ったように、予選、決勝とも軽々と15mの壁を登った。「完登したときに見える景色が最高」とクライミングの魅力を語る。

 普段の練習は大分市のクライミングジムに通い、体幹、柔軟性、バランス感覚を磨く。今年に入り、「第18回九州ブロックスポーツクライミングジュニア選手権大会」で2位、「ボルダリングユース日本選手権鳥取大会2018」で13位と好成績を残した。全国高校総体ではクライミングが正式種目ではないため、次なる目標は国体だ。「昨年は選考会で同率3位となったので国体出場権を逃した。今年は国体に出場して、全国の舞台を経験したい」。

 

(柚野真也)

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