クライミング 男子は森高、女子は森本が優勝

2018/05/15
  • 高校総体

  先行開催となった県高校総体の登山(クライミング)競技。15mの壁を制限時間内にどこまで登ることができるかを競う「リード」種目で行われた。

 

 大会には男子は2校10人、女子2校7人がエントリー。竹田高校山岳部の合沢哲郎顧問は、「リードは陸上で言うなら長距離。持久力が勝負となる。全力で登り続けられる距離ではないので、無駄な動き、不要な力を抜いてどれだけコントロールして登ることができるか。オブザベーション(コースの確認)で、どれだけ登るイメージができるのかも重要となる」とポイントを挙げた。

 

 男子予選では難解なコース設定に完登する選手が1人も出ず、決勝は予選の獲得高度(どの高さまで登ることができたか)の点数の高かった上位5人で行われた。優勝したのは昨年11月の県新人大会に続き、竹田の森高滉陽(3年)。2位は清松秀貴(竹田3年)、3位は本田一葵(同2年)となった。

 

 女子は小学生からクライミング経験のある森本日菜(大分2年)が予選を軽々と完登し、難易度が高くなった決勝のコースでも唯一の完登者となり、見事頂点に輝いた。「思い通りのムーブ(登り)ができた」と笑みを浮かべた。2位は同ポイントで、志賀菫(竹田3年)と矢野あゆみ(同2年)が日頃の練習の成果を発揮した。

 クライミング競技は全国高校総体での正式種目でないため、今回の上位2人は国体のブロック大会に出場し、本国体を目指すことになる。

 

優勝した森本日菜

 

(柚野真也)

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