全九州高校体育大会 柔道女子 強豪に挑んだ柳ケ浦が3位、夏前につかんだ手応え 【大分県】

2025/06/24
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全九州高校体育大会 柔道

6月21日 クラサス武道スポーツセンター

女子団体

準決勝  柳ケ浦0-2大牟田(福岡)

準々決勝 柳ケ浦2-0鹿児島南

1回戦  柳ケ浦2-0佐賀工



 全九州高校体育大会の柔道競技が大分で開催され、女子団体では柳ケ浦が3位入賞した。準決勝で全国屈指の実力を誇る大牟田(福岡)に0-2で敗れたが、選手たちの目からは悔しさとともに確かな手応えが感じ取れた。

 

 今年の柳ケ浦は、3年生を主軸とした団結力のあるチームだ。練習中は明るく、時折笑い声が絶えない。だが、畳に立てば目の色が変わる。互いを信じ、自分の役割を全うする。その姿勢が、県高校総体からこの大会へとつながる成長を支えてきた。

 

 初戦から堅実な戦いぶりが光った。先鋒の坂山杏(3年)は、粘り強く「投げられない柔道」を徹底し、引き分けでつないだ。得意の大内刈りを軸に相手の攻めを受けきる。中堅には、モンゴルからの留学生ジャランタ・アナラ(同)が立つ。力強い組手と鋭い投げ技で勝ち切る力があり、ポイントゲッターとしての存在感を示した。締めを任された大将・住本遥香(同)は常に冷静。勝っている展開でも、リードを広げるために果敢に技を仕掛け、時には寝技でポイントを積み重ねる柔軟さも見せた。

 

ポイントゲッターのジャランタ・アナラ

 

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