県高校総体前特集 バスケットボール男子(2)別府溝部学園 タイトルは譲れない、誓いのリ・スタート【大分県】
2025/04/22
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第2の得点源とされるオヴァクポリィ・ポール・オゲネモメノ(3年)は、相手の留学生との厳しいマッチアップに苦しんだ。それでも要所で得点し、県新人大会での無得点・ファウルアウトという苦い経験からの成長を見せつけた。他にもゲームキャプテンの知名勝真(同)、鈴木太陽(2年)が随所で存在感を発揮。特に鈴木は3点シュートやジャンプショットの精度が高く、攻撃の幅を広げる存在として期待がかかる。
守備面では、マンツーマンディフェンスが機能せず、戦術変更を余儀なくされた。チームは途中から2-3のゾーンディフェンスにシフトしたが、その成熟度には課題が残る。伊藤監督は「まずは基本の2-3を徹底して、数種類のゾーンディフェンスの完成度を高めたい」と話す。
県高校総体でのリベンジに向け、今はまだ準備段階にすぎない。確かな成長を積み重ね、勝負の本番で再び宿敵を迎え撃つ日を見据えている。
伸び盛りの鈴木太陽
(柚野真也)