全国高校総体 グッドルーザーたち バレーボール男子 貫いた大分工業スタイルで手応えつかむ 【大分県】

2024/08/18
  • 高校総体

 派手なプレーはなく、サイドアウトを確実に取る。江崎裕之監督は「最後に相手より2点多く取ればいい」と粘り強く戦うことを説き、選手は「これが自分たちの目指す道だ」と信じ、ブレることはなかった。

 全国高校総体でも自分たちのスタイルを貫き、迷いもなかった。コートを動き回り、ボールを拾った。アタッカー陣も、ブロックアウトや相手のブロックの裏をかく軽打など、細かいプレーをたくみに使い分けた。

 

 2試合とも善戦だった。江崎監督は「決め切る場面でポイントが奪えなければ勝てない。そこはパスの精度なのか、攻撃のバリエーションなのか。今後に向けて課題をもらった」と反省の弁を述べたが、その表情は決して暗くはなかった。遠島は「力がついたと思うが、勝たなければ意味がない。全国の強豪校は当たり前のことを当たり前にしている。勝ちたい思い、攻める気持ちが自分たちよりはるかに大きかった」と実感。春の高校バレー県予選に向けて、「自分たちのバレーに磨きをかけ、もう一度全国の舞台で勝負したい」と決意を固めた。

 

ブロックアウトやたくみな軽打でポイントを取った

 

 

(柚野真也)

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