全国高校総体 バレーボール女子 日本一まであと2勝、東九州龍谷が3位以内確定 【大分県】
2024/07/29
- 高校総体
京都橘との試合は、第1セットから激しい攻め合い。ただ序盤は相手にペースを握られた。それでも「受け身になったら負け」とセッターの吉村はぐみ(1年)が強気のトスでアタッカー陣の力を引き出す。リベロの源田真央(2年)は相手の強打を何度も拾い、好守でチームを盛り立てた。
じわりじわりと追いすがり、最大5点差をひっくり返し、ジュースの末に30-28でセットを奪い、試合の流れを引き寄せた。「(競り合いで)取り切ったのは成長の証だと思う」と忠願寺。
第2セットは調子の上がってきた藤崎愛梨(同)を軸に得点を積み重ね、勝負どころでエースの忠願寺莉桜(1年)が強烈なスパイクを決め、粘る相手を振り切った。相原昇監督は「勝負弱いと言われてきたが、ようやく乗り越えた」と復活への手応えを示した。
目指す日本一まであと2つ。準決勝の相手は予選グループ戦で敗れた金蘭会。「同じ相手に二度負けるわけにはいかない。絶対にリベンジする」とキャプテンがチームの思いを代弁した。
準決勝進出を決め、喜びを爆発させた
(柚野真也)