全国高校総体 バレーボール女子 日本一まであと2勝、東九州龍谷が3位以内確定 【大分県】

2024/07/29
  • 高校総体

全国高校総体バレーボール競技

女子 7月28日 中津体育センター

準々決勝

東九州龍谷2-0京都橘

 

 東九州龍谷(東龍)にとって久しぶりのメダルが懸かった試合だった―。キャプテンの忠願寺風来(3年)の言葉に強い覚悟がにじんでいた。「地元開催のインターハイ。絶対にメダルを取らなければいけない」。全国高校総体(インターハイ)の女子バレーボール準々決勝は、東龍が京都橘との息詰まる接戦を2-0で勝利した。勝利が決まった瞬間、コートに立つ選手とベンチメンバーの目に伝わった涙が、プレッシャーの大きさを物語っていた。

 

 日本一を宿命づけられた東龍だが、2020年の春の高校バレーの優勝、翌年のベスト4を最後にメダルから遠ざかっていた。1年生の頃からベンチメンバーに入っていた忠願寺だが、4強入りは遠い存在だった。「もう一度、強い東龍を全国舞台で見せたい」と、今年1月にキャプテンになってからは、チームの先頭に立って練習から誰よりも大きな声を出し、チームを鼓舞し続けた。

 

 全国高校総体は予選グループ戦で金蘭会(大阪府)に敗れ、敗者復活戦に勝利して決勝トーナメント進出。緊張とプレッシャーで全体的に体が重かったが、敢えてメダルを意識することで精神的な弱さを払拭したいとの思いを強くした。

 

チームの精神的支柱・忠願寺風来

 

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