県高校総体 バスケットボール女子 王者としての成長が見えた明豊が3年ぶりのV 【大分県】

2024/06/09
  • 高校総体

大分県高校総体バスケットボール競技

6月3日 ダイハツ九州アリーナ

女子 決勝リーグ最終戦

明豊84-61大分

 

 「ほっとしたというのが率直な感想」。試合後、緊張から一気に解放されたような笑顔で話してくれた杉山真裕実監督。新チームの始動以来、県内負けなしの記録をまた一つ更新した明豊にとって、全国高校総体(インターハイ)は3年ぶり。しかも前回優勝時はライバルの大分が棄権欠場していただけに、「大分に勝ってインターハイへ」という念願を果たした。

 

 2勝同士で迎えた明豊と大分の決勝リーグ最終戦は、一進一退の攻防が続いた。大分の強力なオールコートのマンツーマンディフェンスや精度を上げたゾーンディフェンスに対し、キャプテンの末永瑠奈(3年)、原田美優(同)を起点に攻めるが、大分もすぐに得点を返し、なかなか点差を広げることができない。我慢の時間が続く中で、ファウルを誘うカットインや永原琉衣(同)のインサイドプレー、第2クオーター途中からコートに立った中島綾香(2年)の攻守におけるリバウンドで優位に立つと、明豊らしさを発揮し始めた。

 

 6点差で折り返した後半、明豊の粘りのディフェンスで大分のシュートがなかなか決まらなくなると、そのチャンスを逃さず着実に得点を重ねた。明豊は最後までマンツーマンで守り抜いたが、足が止まることはなく、最後の一秒まで全力で駆け抜けた。

 

エースでありキャプテンの末永瑠奈

 

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