県高校総体前特集 バレーボール男子① 復権に向けて仕上がり上々の別府鶴見丘 【大分県】

2024/05/14
  • 高校総体

 全国高校総体(インターハイ)が日田で開催されるバレーボール男子。その県予選となる県高校総体の組み合わせが決まった。今回はシード権を獲得した4校を紹介する。第1回は5年ぶりの優勝を目指す別府鶴見丘だ。

 

 ここ数年は大分南、大分工業に次ぐ3番手が定位置となった、かつての王者・別府鶴見丘。悔しさをバネにひたむきに積み重ねた努力は少しずつ形となっており、4月の全九州バレーボール総合選手権大会県予選(九総予選)の準決勝では、優勝した大分南相手に接戦に持ち込むなど、その差を着実に縮めている。

 

 九総予選終了後、選手一人一人の今の適正を見極め、ほぼ全てのポジションを入れ変えるなどチームづくりに注力してきた。中核を担うのは3年生の3人。ディフェンスの要であるキャプテンの上田透絆、1年時からチームの屋台骨を支えてきたセッターの遠々内慎、得点源としての活躍が期待される山川昊輝。舞裕太監督は「上田が拾って、遠々内が上げ、山川が打つ。これが必勝パターンになる。キーを握るのは山川。大会までにどれだけ成長できるか。それが勝敗を握るといっても過言ではない」と語る。次期エースとしての自覚が芽生え始めた佐藤亮介、成長著しいミドルブロッカーの一宮斗真など2年生にも期待の戦力がそろい、チームは完成形に近づきつつある。

 

適材適所でポジションを決めた

 

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